エピペン®は使用前後に注射針が見えず、安全性に配慮した自己注射薬です。
アナフィラキシーの徴候や症状を感じたときに、太ももの前外側に速やかに注射してください。
お尻や腕には絶対に注射しないでください。
もしも、誤ったところにエピペン®を使用してしまったら、直ちに最寄りの医療機関を受診してください。
ここではエピペン®注射液0.3mgを用いて使用方法を説明しています。エピペン®注射液0.15mgも同じ使い方です。
誤注射を避けるために
携帯用ケースのカバーキャップを指で押し開け、エピペン®を取り出します。
オレンジ色のニードル(針)カバーを下に向けて、エピペン®のまん中を利き手でしっかりと握り、もう片方の手で青色の安全キャップをまっすぐ上に外し、ロックを解除します。
注射器の窓から見える薬液が変色していたり、沈殿物が認められたりしないか定期的にご確認いただき、認められた場合は速やかに新しい製品の処方を受けるようお願いします。
エピペン®を太ももの前外側に垂直になるようにし、オレンジ色のニードル(針)カバーの先端を「カチッ」と音がするまで強く押し続けます。太ももに押し付けたまま数秒間待ちます。エピペン®を太ももから抜き取ります。
介助者が投与する場合
太もものつけ根と膝をしっかり押さえ、動かないように固定してください。
注射後、オレンジ色のニードル(針)カバーが伸びているかどうかを確認します。
ニードル(針)カバーが伸びていれば注射は完了です(針はニードル(針)カバー内にあります)。
使用済みのエピペン®は、オレンジ色のニードル(針)カバー側から携帯用ケースに戻します。
医師にエピペン®を使用したことを伝えてください。
医師に太ももの注射部位を示し、エピペン®使用前の症状および使用後の経過を説明してください。